良い忖度、悪い忖度

日本維新の会代表の松井一郎大阪府知事が、25日の党大会で発言した「忖度には、悪い忖度と良い忖度がある」について、民進党の野田佳彦幹事長が「私は真っ向反対だ。何を言っているのか。府職員は松井氏を忖度して仕事をしなければいけないのか」と批判しました。

 民進・野田佳彦幹事長、松井一郎大阪府知事を批判 忖度めぐる発言に「真っ向反対だ」 / 産経ニュース

あまり聞き慣れない「忖度」という言葉、森友問題でよく出てきます。日常的に使えそうな言葉ですから、あちこちで使われているようです。

松井府知事の言った「悪い忖度と良い忖度」、そもそも忖度に良い悪いがあるのでしょうか。

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忖度とは

「忖度」とは、『他人の心をおしはかること』だそうです。意味だけをみると、良いことのようにも思えますが、官僚がする「忖度」となると、若干意味合いが違ってくるようです。

官僚の世界における“忖度”について「確かに言えること」 / 郷原信郎が斬る

①「忖度」は、される方(上位者)にはわからない。
②「忖度」は、行う本人も意識していない場合が多い。
③「忖度」で違法・不当な行為は行われない
④  官僚は「忖度」で評価される。
出典: 郷原信郎が斬る

よく言われる「空気を読む」に似ているのでしょうか。
「直接くだされた指示・命令ではないけれども、上司の意向を汲んで行動する」と言ったところでしょうか。

上司の意向を汲む…どうやって?

どうしてもわからないことがあります。
指示・命令がなくて、どうやって「上司の意向」を、正確に把握するのでしょう?

言葉でなくても、考えていることが分かる場合もありますが、それに関係する行為なりの何かがなければ、「他人の心をおしはかる」ことは出来ないと思います。

「暗黙の了解」「意思の疎通」もそうですが、何かしらの情報があって可能になると思います。

浮かんでくるのは、時代劇によくある『お主も悪(ワル)よの~』のイメージ。

森友問題の原因は「忖度」?

「忖度」があったのかなかったのか、最近はその部分ばかりに焦点があたってますが、問題はそこなのでしょうか。

安倍首相夫人の寄付の件もそうですが、今回の「忖度」もそれ自体は悪いことではない(良いことでもありませんが)と思うのです。

森友学園の、通常とは違う「国有地の取得」「小学校設置認可」の流れが問題の本質だと思うのです。

「寄付の有無」「忖度」も要因のひとつではありますが、そこにばかり焦点をあわせていると、疑惑の解明からは遠ざかっていくように思います。

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